映画魂!
July 02, 2008
ぐるりのこと。
7月になって、もう真夏と言って良いでしょう。
街並がどんどん変わりますがチェックも追いつかないなぁ…。
寂しいところでは、代官山glideが閉店してしまったこと。
ビルが大幅に改装されてましたが次は何になるのかな?
さて、シネマライズの日曜日の最終回は、毎週1,000円で観れます。
ここ数年で観た邦画ではナンバー1かも知れないという映画を観てしまいました!
ぐるりのこと。
2008年 日本
監督・原作・脚本 橋口亮輔
出演 木村多江、リリーフランキー、倍賞美津子、寺島進、他
http://www.gururinokoto.jp/
橋口監督6年ぶりの新作は、愛情いっぱいの名作となった
しっかりとした妻翔子(木村多江)と、つかみ所のない飄々とした夫カナオ(リリー・フランキー)。この夫婦の約10年が、可笑しくも優しくそしてリアルな低い目線で描かれています。
木村多江は、今作品が映画初主演というこです。驚きの演技の幅広さでした。嬉しさから怒り、悲しみといった表情全てにリアルさを感じずにいれません。そして、あの寝顔の可愛いことと言ったらありません!木村多江ってこんなに可愛らしかったっけ!劇中でもシーンによって全然違って見えました。
リリー・フランキーの役どころは、いわゆるダメンズ的な夫。最近多そうな…。でも、翔子への愛情はホンモノで、いざとなればしっかり翔子を支える面も持っています。
設定は法廷画家という特殊な職業ですが、仕事を通していろんな事件や犯人の人となりに触れます。そのことが上手く通じ合えないでいる妻との繋がりにも良い影響を与える結果になったと思います。つまりカナオもこの10年で成長しているのではないでしょうか。
もちろん二人の掛け合いも見所のひとつです。
この夫婦の描き方がどこまでも静かで優しいんです。特に構図が素晴らしく感じて、どの場面でも惹かれるものがありました。カメラワークの指示は橋口監督からなのか、カメラマンさんの腕が良いのか、いづれにしても見逃せません。
脇を固める俳優の方々も皆さん素晴らしいんですが、僕が評価したいのは嫌みな義妹役の安藤玉恵やテレビ局の担当役の八嶋さんあたりです。程よい毒を散らしてて、主演の二人を押し出してたように思います。
また、法廷やニュースあるいは分かりやすいファッションなどを通して、10年間という歴史を思い描きながら観ることも出来ます。
これほど工夫されながらも、
嫌みさが感じられない作品も珍しいのではないでしょうか。
+ + +
新幹線に落書きが!
見つかったら重い刑罰が課せられるそうです。
それは分かるんですが、
落書きされても走れそうなのになぁ…。
消すのは車庫に戻ってから良いのではと。
そう思ったのは僕だけでしょうか。
街並がどんどん変わりますがチェックも追いつかないなぁ…。
寂しいところでは、代官山glideが閉店してしまったこと。
ビルが大幅に改装されてましたが次は何になるのかな?
さて、シネマライズの日曜日の最終回は、毎週1,000円で観れます。
ここ数年で観た邦画ではナンバー1かも知れないという映画を観てしまいました!
ぐるりのこと。
2008年 日本
監督・原作・脚本 橋口亮輔
出演 木村多江、リリーフランキー、倍賞美津子、寺島進、他
http://www.gururinokoto.jp/
橋口監督6年ぶりの新作は、愛情いっぱいの名作となった
しっかりとした妻翔子(木村多江)と、つかみ所のない飄々とした夫カナオ(リリー・フランキー)。この夫婦の約10年が、可笑しくも優しくそしてリアルな低い目線で描かれています。
木村多江は、今作品が映画初主演というこです。驚きの演技の幅広さでした。嬉しさから怒り、悲しみといった表情全てにリアルさを感じずにいれません。そして、あの寝顔の可愛いことと言ったらありません!木村多江ってこんなに可愛らしかったっけ!劇中でもシーンによって全然違って見えました。
リリー・フランキーの役どころは、いわゆるダメンズ的な夫。最近多そうな…。でも、翔子への愛情はホンモノで、いざとなればしっかり翔子を支える面も持っています。
設定は法廷画家という特殊な職業ですが、仕事を通していろんな事件や犯人の人となりに触れます。そのことが上手く通じ合えないでいる妻との繋がりにも良い影響を与える結果になったと思います。つまりカナオもこの10年で成長しているのではないでしょうか。
もちろん二人の掛け合いも見所のひとつです。
この夫婦の描き方がどこまでも静かで優しいんです。特に構図が素晴らしく感じて、どの場面でも惹かれるものがありました。カメラワークの指示は橋口監督からなのか、カメラマンさんの腕が良いのか、いづれにしても見逃せません。
脇を固める俳優の方々も皆さん素晴らしいんですが、僕が評価したいのは嫌みな義妹役の安藤玉恵やテレビ局の担当役の八嶋さんあたりです。程よい毒を散らしてて、主演の二人を押し出してたように思います。
また、法廷やニュースあるいは分かりやすいファッションなどを通して、10年間という歴史を思い描きながら観ることも出来ます。
これほど工夫されながらも、
嫌みさが感じられない作品も珍しいのではないでしょうか。
+ + +
新幹線に落書きが!
見つかったら重い刑罰が課せられるそうです。
それは分かるんですが、
落書きされても走れそうなのになぁ…。
消すのは車庫に戻ってから良いのではと。
そう思ったのは僕だけでしょうか。
March 02, 2008
THE GOLDEN COMPASS/ライラの冒険 黄金の羅針盤
「ロード・オブ・ザ・リング」と「ハリー・ポッター」で盛り上がったファンタジー小説の映画化の流れはまだまだ続きます。しかし、アカデミー賞を受賞したこの大作を超えるのはとても難しい。良くも悪くもファンタジー映画のハードルが高くなってます。
日本では分かりませんが、イギリスでは「ナルニア国」よりも興業成績が良いみたいなので、一応、3作分は製作されそうです。
THE GOLDEN COMPASS/ライラの冒険 黄金の羅針盤
2007年 アメリカ
監督・脚本 Chris Weitz
原作 Philip Pullman
出演 Dakota Blue Richards,Nicole Kidman,Sam Elliott,Daniel Craig,Eva Green,Ben Walker,etc...
※公式サイトの日本版がどこにあるか不明??
原作は、イギリス人フィリップ・プルマンが'90年代に書いたファンタジー3部作の第一章。
まず独特の世界観を持っているので、前半はそういう設定を理解するのに苦労しました。単純な剣と魔法の世界ではありません。
今回(第一章)の舞台は、我々の住んでいる世界とは少しずれた"パラレルワールド"となります。そこには、人の魂が実際の動物の形で具現化した"ダイモン"が存在します。いつも人間に寄り添っいてサポートしてくれる存在。幼少期には、その形は一定でなく主人の状況や気持ちによって変化します。でも、小動物の範囲はでないようです。(ジョジョの"スタンド"に似てると思ったのは僕だけかな…)
他にも、魔女や知能のあるクマの種族などファンタジーに欠かせない設定も。そして第二章以降では、我々の住む世界や他の"パラレルワールド"を結ぶ"ダスト"なる存在が、重要なキーワードとなってくるようです。
海の種族や空の海賊、魔女のセフィナ、熊のイオレク、各々のダイモン達など、キャラクターは豊富でした。でも、イオレク以外は活躍の場が少なく、せっかくの魅力が第一章だけでは十分に発揮されていませんでした。イオレクは、かっこ良いけれど、吠え過ぎる…。空の一匹狼、スコーズビーには今後の活躍を期待したいです。今回はベテランの渋さだけが異常に存在感を示してましたので。
主人公ライラにういて。これまでの小さな英雄というのは、最初は弱くて意気地なしですが徐々に成長して真の勇者になる。それが王道のはずですが…、ライラは違った。最初っから、勇気も度胸もあったし、とても賢かった。それに比べると、敵役のニコール・キッドマン扮するコールター夫人が最後まで冴えなかった気もします。
いずれにしても、今回は完全に冒険の途中で終了。クライマックスの大円団もとてもこじんまりとしたものでした…。消化不良で次回へ続きます。
+ + +
今週は、総合格闘技の新しい流れが始まります。
3月5日「戦極」、
3月15日「DREAM」です。
どちらも、旧PRIDEを主戦場にしていた選手達の
再出発の大会なので注目していきたいです。
←地域情報のブログランク(click!してもらうと順位がUP!)
日本では分かりませんが、イギリスでは「ナルニア国」よりも興業成績が良いみたいなので、一応、3作分は製作されそうです。
THE GOLDEN COMPASS/ライラの冒険 黄金の羅針盤
2007年 アメリカ
監督・脚本 Chris Weitz
原作 Philip Pullman
出演 Dakota Blue Richards,Nicole Kidman,Sam Elliott,Daniel Craig,Eva Green,Ben Walker,etc...
※公式サイトの日本版がどこにあるか不明??
原作は、イギリス人フィリップ・プルマンが'90年代に書いたファンタジー3部作の第一章。
まず独特の世界観を持っているので、前半はそういう設定を理解するのに苦労しました。単純な剣と魔法の世界ではありません。
今回(第一章)の舞台は、我々の住んでいる世界とは少しずれた"パラレルワールド"となります。そこには、人の魂が実際の動物の形で具現化した"ダイモン"が存在します。いつも人間に寄り添っいてサポートしてくれる存在。幼少期には、その形は一定でなく主人の状況や気持ちによって変化します。でも、小動物の範囲はでないようです。(ジョジョの"スタンド"に似てると思ったのは僕だけかな…)
他にも、魔女や知能のあるクマの種族などファンタジーに欠かせない設定も。そして第二章以降では、我々の住む世界や他の"パラレルワールド"を結ぶ"ダスト"なる存在が、重要なキーワードとなってくるようです。
海の種族や空の海賊、魔女のセフィナ、熊のイオレク、各々のダイモン達など、キャラクターは豊富でした。でも、イオレク以外は活躍の場が少なく、せっかくの魅力が第一章だけでは十分に発揮されていませんでした。イオレクは、かっこ良いけれど、吠え過ぎる…。空の一匹狼、スコーズビーには今後の活躍を期待したいです。今回はベテランの渋さだけが異常に存在感を示してましたので。
主人公ライラにういて。これまでの小さな英雄というのは、最初は弱くて意気地なしですが徐々に成長して真の勇者になる。それが王道のはずですが…、ライラは違った。最初っから、勇気も度胸もあったし、とても賢かった。それに比べると、敵役のニコール・キッドマン扮するコールター夫人が最後まで冴えなかった気もします。
いずれにしても、今回は完全に冒険の途中で終了。クライマックスの大円団もとてもこじんまりとしたものでした…。消化不良で次回へ続きます。
+ + +
今週は、総合格闘技の新しい流れが始まります。
3月5日「戦極」、
3月15日「DREAM」です。
どちらも、旧PRIDEを主戦場にしていた選手達の
再出発の大会なので注目していきたいです。
March 01, 2008
JUMPER/ジャンパー
もう3月に入りました。
花粉症でさえなければ、一年で一番過ごしやすい季節です。
特に決められた出会いや別れのある生活を送ってるわけじゃありませんが、
いつでもどこでも新鮮な気持ちだけは忘れないように心掛けたい。
最近、ミニシアター系ではなかなかの秀作が幾つか上映されてます。
なのに今日は特に冴えてるわけでもなかったジャンパーの感想を…。
感想をまとめるのが簡単なので。
JUMPER/ジャンパー
2007年 アメリカ
監督 Doug Liman
製作・脚本 Simon Kinberg
出演 Hayden Christensen,Samuel L.Jackson,Jamie Bell,Diane Lane,etc...
http://movies.foxjapan.com/jumper/
瞬間移動の能力を持つ"ジャンパー"と、それを狩ることが目的の謎の組織"パラディン"の激闘を描くSFアクション。僕はこの手の映画のストーリーにはほとんど興味がなくて、映像やアクションのカッコ良さのみを期待します。そして、瞬間移動やパラディンの科学兵器はカッコよく撮れていたと思います。
"空間の歪み"や"ワームホール"なんかもややこしい理屈無しに普通に多用してる様子が、何も考えずに楽しめて良かったです。
監督は「Mr.&Mrs.スミス」のダグ・リーマン監督。「Mr.&Mrs.スミス」に負けないくらいスピーディな展開です。
なんと言ってもSFアクション好きにたまらなかったのは、H・クリステンセンとサミュエル・L・ジャクソンのSWエピソード3依頼の対決です。狙ったとしか思えないキャスティングです。敵役のS.L.ジャクソンの存在感は相変わらずで、能力がないのにジャンパー達に凄い圧力をかけてました。なぜ?と言いたいくらいに強い。その分、能力を有効に使えない主人公役のH.クリステンセンにはちょっと歯がゆかったりもしました。普通に戦えば絶対に"ジャンパー"のほうが有利に思えるので…。
また、デヴィッド自身も強盗してたり、パラディンもどれくらい悪い組織なのか今ひとつはっきりしない状況が続いたので、善と悪の構図が分かりづらかった気もします。最後のほうでは、ジャンパー同士で仲間割れする始末だし…。
結局、組織や能力についてもほとんど謎は分からずじまい。ヒットしたならもちろん続編もありそうなので、そちらに期待します。
+ + +
ボクシングWBAミニマム級タイトルマッチ
王者の新井田が7度目の防衛!こういう試合こそTV中継して欲しいな。
世界卓球は、男女ともに銅メダル!祝?で良いんですよね!?
←地域情報のブログランク(click!してもらうと順位がUP!)
花粉症でさえなければ、一年で一番過ごしやすい季節です。
特に決められた出会いや別れのある生活を送ってるわけじゃありませんが、
いつでもどこでも新鮮な気持ちだけは忘れないように心掛けたい。
最近、ミニシアター系ではなかなかの秀作が幾つか上映されてます。
なのに今日は特に冴えてるわけでもなかったジャンパーの感想を…。
感想をまとめるのが簡単なので。
JUMPER/ジャンパー
2007年 アメリカ
監督 Doug Liman
製作・脚本 Simon Kinberg
出演 Hayden Christensen,Samuel L.Jackson,Jamie Bell,Diane Lane,etc...
http://movies.foxjapan.com/jumper/
瞬間移動の能力を持つ"ジャンパー"と、それを狩ることが目的の謎の組織"パラディン"の激闘を描くSFアクション。僕はこの手の映画のストーリーにはほとんど興味がなくて、映像やアクションのカッコ良さのみを期待します。そして、瞬間移動やパラディンの科学兵器はカッコよく撮れていたと思います。
"空間の歪み"や"ワームホール"なんかもややこしい理屈無しに普通に多用してる様子が、何も考えずに楽しめて良かったです。
監督は「Mr.&Mrs.スミス」のダグ・リーマン監督。「Mr.&Mrs.スミス」に負けないくらいスピーディな展開です。
なんと言ってもSFアクション好きにたまらなかったのは、H・クリステンセンとサミュエル・L・ジャクソンのSWエピソード3依頼の対決です。狙ったとしか思えないキャスティングです。敵役のS.L.ジャクソンの存在感は相変わらずで、能力がないのにジャンパー達に凄い圧力をかけてました。なぜ?と言いたいくらいに強い。その分、能力を有効に使えない主人公役のH.クリステンセンにはちょっと歯がゆかったりもしました。普通に戦えば絶対に"ジャンパー"のほうが有利に思えるので…。
また、デヴィッド自身も強盗してたり、パラディンもどれくらい悪い組織なのか今ひとつはっきりしない状況が続いたので、善と悪の構図が分かりづらかった気もします。最後のほうでは、ジャンパー同士で仲間割れする始末だし…。
結局、組織や能力についてもほとんど謎は分からずじまい。ヒットしたならもちろん続編もありそうなので、そちらに期待します。
+ + +
ボクシングWBAミニマム級タイトルマッチ
王者の新井田が7度目の防衛!こういう試合こそTV中継して欲しいな。
世界卓球は、男女ともに銅メダル!祝?で良いんですよね!?
February 01, 2008
earth/アース
地球温暖化に対する政府または著名人の見解に
たまに引っかかる言葉が出て来ます。
それは"日本主導"による環境問題の解決を提唱してる人達からの言葉。
どこの会議で決まろうが、どこの国のお手柄だろうが全くどうでもいい。
これほど世界共通で結果のみが求められてる課題はないのだから。
もどかしくて仕方がないんです。
で、そんな時にこの映画を観てしまいました。
earth/アース
2007年 ドイツ、イギリス
監督・脚本 Alastair Fothergill,Mark Linfield
制作 Alix Tidmarsh
脚本 Sir David Attenborough
音楽 George Fenton、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
吹替版ナレーション 渡辺謙
http://earth.gyao.jp/
http://www.loveearth.com/jp/
今、自分達にできることは何か?まずは考えてみよう。
環境映画というジャンルがあるのか無いのか。いずれにしても撮影技術の進歩と好奇心から、近年ありのままの(人間には)神秘的な自然や生命をテーマにドキュメント化した映画が上映されるようになりました。そこには驚きの映像美も加わり、どの作品にも生命の尊さや自然の恵みや脅威を一様に感じることができます。
「アース」では、北極において春先に冬眠から目覚めるホッキョクグマの母仔から始まり、次第に南下していく形で進んで行きます。ツンドラ、熱帯雨林、サバンナ、インド洋から南極と移動して、そこに溢れる生命達を追う。緊張に息を飲むシーンもありますが、思わず笑ってしまうことも。これまでの自然ドキュメントを総括したような構成で上手くまとまっていたと思います。
他にテーマの本筋ではありませんが、ホオジロザメがド迫力で恐かったのと、大好きなエンジェルフォールとかも含まれてて嬉しかった。
そして最後はストレートに問題提起があります。雄大なはずの地球がとても小さくて儚いものに感じてしまいました。
スタッフは、「ディープブルー」を始め映画やTV番組で、野生動物の生態を撮つ続けて来た人達だということです。危険も多いと思われ、各々のチームクルーの地道な作業には頭が下がります。
決して感情的ではなく控えめ、けれども考えさせてくれる映像です。
もし、ガソリンの暫定税率を据え置きするなら、
その予算で全小中学生に無料鑑賞させたほうが良いです。
たまに引っかかる言葉が出て来ます。
それは"日本主導"による環境問題の解決を提唱してる人達からの言葉。
どこの会議で決まろうが、どこの国のお手柄だろうが全くどうでもいい。
これほど世界共通で結果のみが求められてる課題はないのだから。
もどかしくて仕方がないんです。
で、そんな時にこの映画を観てしまいました。
earth/アース
2007年 ドイツ、イギリス
監督・脚本 Alastair Fothergill,Mark Linfield
制作 Alix Tidmarsh
脚本 Sir David Attenborough
音楽 George Fenton、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
吹替版ナレーション 渡辺謙
http://earth.gyao.jp/
http://www.loveearth.com/jp/
今、自分達にできることは何か?まずは考えてみよう。
環境映画というジャンルがあるのか無いのか。いずれにしても撮影技術の進歩と好奇心から、近年ありのままの(人間には)神秘的な自然や生命をテーマにドキュメント化した映画が上映されるようになりました。そこには驚きの映像美も加わり、どの作品にも生命の尊さや自然の恵みや脅威を一様に感じることができます。
「アース」では、北極において春先に冬眠から目覚めるホッキョクグマの母仔から始まり、次第に南下していく形で進んで行きます。ツンドラ、熱帯雨林、サバンナ、インド洋から南極と移動して、そこに溢れる生命達を追う。緊張に息を飲むシーンもありますが、思わず笑ってしまうことも。これまでの自然ドキュメントを総括したような構成で上手くまとまっていたと思います。
他にテーマの本筋ではありませんが、ホオジロザメがド迫力で恐かったのと、大好きなエンジェルフォールとかも含まれてて嬉しかった。
そして最後はストレートに問題提起があります。雄大なはずの地球がとても小さくて儚いものに感じてしまいました。
スタッフは、「ディープブルー」を始め映画やTV番組で、野生動物の生態を撮つ続けて来た人達だということです。危険も多いと思われ、各々のチームクルーの地道な作業には頭が下がります。
決して感情的ではなく控えめ、けれども考えさせてくれる映像です。
もし、ガソリンの暫定税率を据え置きするなら、
その予算で全小中学生に無料鑑賞させたほうが良いです。
December 31, 2007
今年の映画10本 2007
昨年に引き続き今年劇場公開された鑑賞映画のマイベスト10を考えました。
1.夕凪の街 桜の国◎
2.鉄コン筋クリート
3.onceダブリンの街角で
4.パヒューム
5.バッテリー
6.善き人のためのソナタ
7.サンジャックへの道
8.グッドシェパード
9.包帯クラブ
10.サラエボの花
以上です。
去年迂闊にも順位づけをしてしまったんで、
今回も無理してそれに習っていますが
一番以外は、そんなに意味ないと思います。
次に考えると変わっているかも。そんな程度です。
+ + +
今も日本海側は天気が荒れてるようですが、
大晦日から元日の朝にかけて
全国的に荒れ模様のようです。
はしゃぎ過ぎに注意しましょう。
では、良いお年をお迎え下さい!
1.夕凪の街 桜の国◎
2.鉄コン筋クリート
3.onceダブリンの街角で
4.パヒューム
5.バッテリー
6.善き人のためのソナタ
7.サンジャックへの道
8.グッドシェパード
9.包帯クラブ
10.サラエボの花
以上です。
去年迂闊にも順位づけをしてしまったんで、
今回も無理してそれに習っていますが
一番以外は、そんなに意味ないと思います。
次に考えると変わっているかも。そんな程度です。
+ + +
今も日本海側は天気が荒れてるようですが、
大晦日から元日の朝にかけて
全国的に荒れ模様のようです。
はしゃぎ過ぎに注意しましょう。
では、良いお年をお迎え下さい!
December 27, 2007
Reign Over Me/再会の街で
今年もノロウイルスが流行中のようです。
昨日も税理士さんが大変そうでした。
どうぞ皆さんご自愛下さい。
弱ったときは、大切な友達が側にいてくれるだけで安心できます。
男友達の友情のお話です。
Reign Over Me/再会の街で
2007年 アメリカ
監督・脚本・出演 Mike Binder
出演 Adam Sandler,Don Cheadle,Jada Pinkett Smith,Liv Tyler,Saffron Burrows,etc...
http://www.sonypictures.jp/movies/reignoverme/
友情は再生する力を与えてくれる。
「9.11同時多発テロ」で家族を亡くしたチャーリー(アダム・サンドラー)は、深い傷を癒せないまま自分の世界に閉じこもっていた。そんな彼を大学時代ルームメイトである歯科医のアラン(ドン・チードル)は街中で偶然見かける。仕事も家庭も順風に映るアランも、何か満たされないストレスが彼を悩ませていた。そんな二人が再会するところから物語は始まります。
まず男二人の陰のある演技は見物。どんな役でもできそうなドン・チードルと親しみやすいアダム・サンドラーのコンビは一見凸凹だが、二人とも相手にお構いなく懐に入り込めるアメリカ人俳優独特の軽妙さを感じます。キャスティングも良かったんだと思います。特にチャーリーの軽口は映画全体の"重さ"を中和していた。
チャーリーの傷は思いのほか深かった。普通の人にはこのような悲劇など想像すらできないんですが、向き合うと自分の命すら断ってしまいたくなる程に…。だからこそ自分の殻に閉じこもるしかなかったし、そこにはアダムには理解しがたい苦しみがある。そんな二人が徐々に打ち解けていくプロセスが、とても繊細で難しかったと思われます。セラピスト役のサフロン・バロウズは、綺麗でしたがちょっと役不足感も感じてしまったかも。この重いテーマで、歯科医院などで笑いを織りまぜることのできる監督の力量はさすが。
この二人の距離を近付ける一番の切っ掛けである音楽の存在も外せません。原題の「Reign Over Me」は、チャーリーが聞いているTHE WHOの曲名からということで、'70-'80代のサウンドが満載です。音楽の持つ力は大きい。
メル・ブルックスの映画も観たくなった。詳しい方は教えて下さい。
汚れ役と思っていたアラン曰く"いかれ女"役のリヴ・タイラーが、最後にはとても重要な立ち位置になってました。あと、高層ビルのしかも一面が全て窓に面した裁判所があるのだなと驚きました。部屋も明るい。裁判長にはスカッとした。
「9.11」の遺族を、いまや腫れものでも扱うかのような警察や行政。"目には目を"でやり返すだけでは、この理不尽な悲しみは癒されることはない。「サラエボの花」でも書きましたが、当時者であるNY市民の目線からしか語られない悲しみはあります。
昨日も税理士さんが大変そうでした。
どうぞ皆さんご自愛下さい。
弱ったときは、大切な友達が側にいてくれるだけで安心できます。
男友達の友情のお話です。
Reign Over Me/再会の街で
2007年 アメリカ
監督・脚本・出演 Mike Binder
出演 Adam Sandler,Don Cheadle,Jada Pinkett Smith,Liv Tyler,Saffron Burrows,etc...
http://www.sonypictures.jp/movies/reignoverme/
友情は再生する力を与えてくれる。
「9.11同時多発テロ」で家族を亡くしたチャーリー(アダム・サンドラー)は、深い傷を癒せないまま自分の世界に閉じこもっていた。そんな彼を大学時代ルームメイトである歯科医のアラン(ドン・チードル)は街中で偶然見かける。仕事も家庭も順風に映るアランも、何か満たされないストレスが彼を悩ませていた。そんな二人が再会するところから物語は始まります。
まず男二人の陰のある演技は見物。どんな役でもできそうなドン・チードルと親しみやすいアダム・サンドラーのコンビは一見凸凹だが、二人とも相手にお構いなく懐に入り込めるアメリカ人俳優独特の軽妙さを感じます。キャスティングも良かったんだと思います。特にチャーリーの軽口は映画全体の"重さ"を中和していた。
チャーリーの傷は思いのほか深かった。普通の人にはこのような悲劇など想像すらできないんですが、向き合うと自分の命すら断ってしまいたくなる程に…。だからこそ自分の殻に閉じこもるしかなかったし、そこにはアダムには理解しがたい苦しみがある。そんな二人が徐々に打ち解けていくプロセスが、とても繊細で難しかったと思われます。セラピスト役のサフロン・バロウズは、綺麗でしたがちょっと役不足感も感じてしまったかも。この重いテーマで、歯科医院などで笑いを織りまぜることのできる監督の力量はさすが。
この二人の距離を近付ける一番の切っ掛けである音楽の存在も外せません。原題の「Reign Over Me」は、チャーリーが聞いているTHE WHOの曲名からということで、'70-'80代のサウンドが満載です。音楽の持つ力は大きい。
メル・ブルックスの映画も観たくなった。詳しい方は教えて下さい。
汚れ役と思っていたアラン曰く"いかれ女"役のリヴ・タイラーが、最後にはとても重要な立ち位置になってました。あと、高層ビルのしかも一面が全て窓に面した裁判所があるのだなと驚きました。部屋も明るい。裁判長にはスカッとした。
「9.11」の遺族を、いまや腫れものでも扱うかのような警察や行政。"目には目を"でやり返すだけでは、この理不尽な悲しみは癒されることはない。「サラエボの花」でも書きましたが、当時者であるNY市民の目線からしか語られない悲しみはあります。
December 26, 2007
Saint Jacques...La mecque/サン・ジャックへの道
今年もあと6日。源泉の手続きも済ませてしまい、
もう今年のまとめと来年の豊富を考えているわけです。
それまでに映画と本の蔵出しを幾つかしておきますよ。
年末年始にぜひ。
Saint Jacques...La mecque/サン・ジャックへの道
2005年 フランス
監督・脚本 Coline Serreau
出演 Muriel Robin,Artus de Penguern,Jean-Pierre Darroussin,Marie Bunel,etc...
http://stjacques.exblog.jp/
※公式サイトは既にクローズ。公式ブログということです。

旅の道中を、巧みな構成で魅せてくれた。
フランス語でサンジャック(SAINT JACQUES)は、サンティアゴのこと。
母の遺言で遺産を相続するために、聖地サンティアゴまで巡礼することになった3兄妹。各々が大きな問題を抱えており兄妹仲も険悪そのもの。この3兄妹と巡礼ガイド以下、合計9名がフランスからスペインの端まで、1500kmに及ぶ旅(巡礼)をするというお話です。そして、もちろんこの9人全員がそれぞれの思惑や悩みを持って旅に臨んでいます。
まさしく珍道中に相応しい"道すがら"(今回の旅のツアー名にもなってます)、自分勝手な面々は皆それぞれトラブルを持ち込んでは大騒ぎです。しかしこれだけ長いこと一緒に旅をしていると、さすがに9人は打ち解けて徐々に友情や団結心が芽生えて行きます。このロードムービーが上手いのは、そのプロセスが説教じみておらず、極めて自然にそこにたどり着いていた点にあると思います。兄のピエールと妹のクララが仲直りするシーンなんかは、こっちまで照れくさくてドキドキしてしまいます。結局のところは兄妹だったということ。また、イラン系移民のラムジィの素朴さ純粋さには何度も心が救われます。
景色がとにかく素晴らしい。山川平原、一本道、遺跡、街と色採り取りの風景、そしてそれに合わせた軽快な音楽がテンポ良く鑑賞者をスクリーンに引き込んでくれます。
HPによれば、この巡礼路は世界遺産に登録されてるそうで、なるほど景色は美しいはずです。大聖堂や修道院などの建築物も興味のある方には楽しめるかも知れません。ただし、そんなに宗教色は前面に出てこないので、肩の力を抜いてみれるはずです。
そしてラスト。悲しいエピソードも含まれるので手放しでは喜べませんが、これほど全員が納得して清々しく終われる旅というのもあまりない気がしました。これは良い映画です。
えーと、明日、いや数時間後には「再会の街」をアップ予定ですよ。
もう今年のまとめと来年の豊富を考えているわけです。
それまでに映画と本の蔵出しを幾つかしておきますよ。
年末年始にぜひ。
Saint Jacques...La mecque/サン・ジャックへの道
2005年 フランス
監督・脚本 Coline Serreau
出演 Muriel Robin,Artus de Penguern,Jean-Pierre Darroussin,Marie Bunel,etc...
http://stjacques.exblog.jp/
※公式サイトは既にクローズ。公式ブログということです。

旅の道中を、巧みな構成で魅せてくれた。
フランス語でサンジャック(SAINT JACQUES)は、サンティアゴのこと。
母の遺言で遺産を相続するために、聖地サンティアゴまで巡礼することになった3兄妹。各々が大きな問題を抱えており兄妹仲も険悪そのもの。この3兄妹と巡礼ガイド以下、合計9名がフランスからスペインの端まで、1500kmに及ぶ旅(巡礼)をするというお話です。そして、もちろんこの9人全員がそれぞれの思惑や悩みを持って旅に臨んでいます。
まさしく珍道中に相応しい"道すがら"(今回の旅のツアー名にもなってます)、自分勝手な面々は皆それぞれトラブルを持ち込んでは大騒ぎです。しかしこれだけ長いこと一緒に旅をしていると、さすがに9人は打ち解けて徐々に友情や団結心が芽生えて行きます。このロードムービーが上手いのは、そのプロセスが説教じみておらず、極めて自然にそこにたどり着いていた点にあると思います。兄のピエールと妹のクララが仲直りするシーンなんかは、こっちまで照れくさくてドキドキしてしまいます。結局のところは兄妹だったということ。また、イラン系移民のラムジィの素朴さ純粋さには何度も心が救われます。
景色がとにかく素晴らしい。山川平原、一本道、遺跡、街と色採り取りの風景、そしてそれに合わせた軽快な音楽がテンポ良く鑑賞者をスクリーンに引き込んでくれます。
HPによれば、この巡礼路は世界遺産に登録されてるそうで、なるほど景色は美しいはずです。大聖堂や修道院などの建築物も興味のある方には楽しめるかも知れません。ただし、そんなに宗教色は前面に出てこないので、肩の力を抜いてみれるはずです。
そしてラスト。悲しいエピソードも含まれるので手放しでは喜べませんが、これほど全員が納得して清々しく終われる旅というのもあまりない気がしました。これは良い映画です。
えーと、明日、いや数時間後には「再会の街」をアップ予定ですよ。
December 11, 2007
GRBAVICA/サラエボの花
先週、「サラエボの花」というサッカーA代表のオシム前監督の故郷であるボスニア・ヘルチェビゴナの映画を観ました。
神保町の岩波ホールという古くて小さな昭和の雰囲気タップリの映画館です。この映画館は、いわゆるミニシアター的劇場の先駆けとして多くの方に愛されています。座席には小さな座布団があったりします。
この小劇場の話は、また後日に。
そして、以下の感想を読む前に12月8日のブログも読んで欲しいのです。
GRBAVICA/サラエボの花
2006年 ボスニア・ヘルチェビゴナ/オーストリア/ドイツ/クロアチア
監督・脚本 ヤスミラ・ジュバニッチ
出演 ミリャナ・カラノヴィッチ、ルナ・ミヨヴィッチ、レオン・ルチェフ、etc...
http://www.saraebono-hana.com/
なるべくネタバレしないように書いてるつもりですが…。
ボスニア・ヘルチェビゴナ紛争から10数年余り、首都サラエボの市民が負った傷は、その街並み以上に深くて生々しい。
母エスマは、12歳の娘サラに対して厳しくも愛情を注いで暮らしている。サラの修学旅行の費用を準備するために、ナイトクラブで働き始めます。サラは、内戦で殉教者(シャヒード)として亡くなったはずの父親に複雑な気持ちを抱く。シャヒードの証明ができれば、旅費は免除されるはずなのだが…。
ナイトクラブで演奏されていた情熱的な民族系音楽が印象的でした。夜のクラブは陽気で活気もあります。しかし一歩外へ出ると、暗闇が広がり辺りは静まり返っているのです。昼間は市街戦の跡も生々しく残っており、子供達ですら容易に破壊されたビルの跡地に立ち入れる。大人達の学歴やキャリアも通用しなく、内戦前後では市民生活が180度変わっている様子が分かります。ちなみにサラは、HIPHOPをガンガン聴いてました。
監督は、ヤスミラ・ジュバニッチという若い女性監督で初作品。母親エルマには、セルビア人のミリャナ・カラノヴィッチが扮し、悲痛な演技をみせます。彼女は、この国出身のエミール・クストリッツァ監督作品に多く出演。エルマは、敵味方に関係なく争いそのものを憎んでいるように感じました。
娘サラ役のルナ・ミヨヴィッチも素晴らしく、混じりっけのない演技を見せている。劇中でもどんどん大人の顔になっていってたと思うのは僕だけでしょうか。これから活躍が楽しみ。子供達の歌声の中、母娘が離れて行くラストシーンが美しかった。
母も、娘も、お互いを深く思いやり暮らしているのが伝わります。だからこそ胸が痛む。
こういう悲劇が少なくなかった悲惨な紛争だったということです。
ようやく紛争そのものではなく、
市民目線で旧ユーゴスラビアの紛争を語る映画が出て来ました。
公式HPには、オシム監督からの長いメッセージも掲載されています。
ううっ、このメッセージを読むだけで涙が…。
○岩波ホール
http://www.iwanami-hall.com/
神保町の岩波ホールという古くて小さな昭和の雰囲気タップリの映画館です。この映画館は、いわゆるミニシアター的劇場の先駆けとして多くの方に愛されています。座席には小さな座布団があったりします。
この小劇場の話は、また後日に。
そして、以下の感想を読む前に12月8日のブログも読んで欲しいのです。
GRBAVICA/サラエボの花
2006年 ボスニア・ヘルチェビゴナ/オーストリア/ドイツ/クロアチア
監督・脚本 ヤスミラ・ジュバニッチ
出演 ミリャナ・カラノヴィッチ、ルナ・ミヨヴィッチ、レオン・ルチェフ、etc...
http://www.saraebono-hana.com/
なるべくネタバレしないように書いてるつもりですが…。
ボスニア・ヘルチェビゴナ紛争から10数年余り、首都サラエボの市民が負った傷は、その街並み以上に深くて生々しい。
母エスマは、12歳の娘サラに対して厳しくも愛情を注いで暮らしている。サラの修学旅行の費用を準備するために、ナイトクラブで働き始めます。サラは、内戦で殉教者(シャヒード)として亡くなったはずの父親に複雑な気持ちを抱く。シャヒードの証明ができれば、旅費は免除されるはずなのだが…。
ナイトクラブで演奏されていた情熱的な民族系音楽が印象的でした。夜のクラブは陽気で活気もあります。しかし一歩外へ出ると、暗闇が広がり辺りは静まり返っているのです。昼間は市街戦の跡も生々しく残っており、子供達ですら容易に破壊されたビルの跡地に立ち入れる。大人達の学歴やキャリアも通用しなく、内戦前後では市民生活が180度変わっている様子が分かります。ちなみにサラは、HIPHOPをガンガン聴いてました。
監督は、ヤスミラ・ジュバニッチという若い女性監督で初作品。母親エルマには、セルビア人のミリャナ・カラノヴィッチが扮し、悲痛な演技をみせます。彼女は、この国出身のエミール・クストリッツァ監督作品に多く出演。エルマは、敵味方に関係なく争いそのものを憎んでいるように感じました。
娘サラ役のルナ・ミヨヴィッチも素晴らしく、混じりっけのない演技を見せている。劇中でもどんどん大人の顔になっていってたと思うのは僕だけでしょうか。これから活躍が楽しみ。子供達の歌声の中、母娘が離れて行くラストシーンが美しかった。
母も、娘も、お互いを深く思いやり暮らしているのが伝わります。だからこそ胸が痛む。
こういう悲劇が少なくなかった悲惨な紛争だったということです。
ようやく紛争そのものではなく、
市民目線で旧ユーゴスラビアの紛争を語る映画が出て来ました。
公式HPには、オシム監督からの長いメッセージも掲載されています。
ううっ、このメッセージを読むだけで涙が…。
○岩波ホール
http://www.iwanami-hall.com/
December 06, 2007
Once/once ダブリンの街角で
久しぶりに映画の感想。
はっと気がつくと、ミニシアター系では観たいと思う秀作が目白押しでした。やっぱり年の瀬だなぁ。
まずは一発目に相応しい作品。
「once ダブリンの街角で」という映画。
Once/once ダブリンの街角で
2006年 アイルランド
監督 John Kearney
出演 Glen Hansard,Marketa Irglova,Hugh Walsh,Bill Hodnett,etc...
http://www.oncethemovie.jp/
いやー良かった。素直になれる映画でした。
音楽と映像がこれほどリンクしていて心地よい映画も稀有だと思う。
先ず何が良かったかって、主役のグレン・ハンザードが扮するストリート・ミュージシャンが、ちょっとだけ女々しいのが人間っぽくて良い。そして、最後の最後ではすごく強がってみせる所も一層好きになれる。彼は、アイルランドでは本物のバンドを組んでるプロのミュージシャンらしいのですが、少なくとも僕にとっては全くの無名。少し調べてみたら、10年前にも「ザ・コミットメンツ」というやっぱりダブリンを舞台にした映画にバンドのメンバーとして出演してるようです。いや今回も素晴らしかったと思います。特に冴えない男のもつ哀愁じみた雰囲気とか(笑)。
そして共演のマルケタ・イルグロバは、彼女自身の境遇をダブらせたのか、男が夜に歌うオリジナル曲に惹かれて二人は出会う。
ダブリンという街が持つ複雑な事情も、物語には深みを与えてくれる。主演2人の家庭環境などが、この作品が単に男女の恋愛映画でないことを気づかせてくれました。監督やスタッフのこの街に対する深い愛情も、映像から音楽から存分に感じました。楽器屋でいきなりセッションを始めたり、バスの中でパンク調のロックを歌い出す。こういうシーンが普通に違和感なく馴染んでしまう街です。そして、最終的にはロンドンという街が若者達の中には大きく存在してるんだなぁという印象も受けました。
また共演のお父さん役の方、お母さん役の方、路上でスカウトするバンドのメンバー、最初にでてくるチンピラっぽい奴などなど、皆が良い味を出してくれてました。名前すら分かりませんけど。
こんな素敵な物語が、ある日、どこかの街角では繰り広げられてるのかも…。
もちろんあなたも巡り会うかも。
そんな素敵な映画でした。
はっと気がつくと、ミニシアター系では観たいと思う秀作が目白押しでした。やっぱり年の瀬だなぁ。
まずは一発目に相応しい作品。
「once ダブリンの街角で」という映画。
Once/once ダブリンの街角で
2006年 アイルランド
監督 John Kearney
出演 Glen Hansard,Marketa Irglova,Hugh Walsh,Bill Hodnett,etc...
http://www.oncethemovie.jp/
いやー良かった。素直になれる映画でした。
音楽と映像がこれほどリンクしていて心地よい映画も稀有だと思う。
先ず何が良かったかって、主役のグレン・ハンザードが扮するストリート・ミュージシャンが、ちょっとだけ女々しいのが人間っぽくて良い。そして、最後の最後ではすごく強がってみせる所も一層好きになれる。彼は、アイルランドでは本物のバンドを組んでるプロのミュージシャンらしいのですが、少なくとも僕にとっては全くの無名。少し調べてみたら、10年前にも「ザ・コミットメンツ」というやっぱりダブリンを舞台にした映画にバンドのメンバーとして出演してるようです。いや今回も素晴らしかったと思います。特に冴えない男のもつ哀愁じみた雰囲気とか(笑)。
そして共演のマルケタ・イルグロバは、彼女自身の境遇をダブらせたのか、男が夜に歌うオリジナル曲に惹かれて二人は出会う。
ダブリンという街が持つ複雑な事情も、物語には深みを与えてくれる。主演2人の家庭環境などが、この作品が単に男女の恋愛映画でないことを気づかせてくれました。監督やスタッフのこの街に対する深い愛情も、映像から音楽から存分に感じました。楽器屋でいきなりセッションを始めたり、バスの中でパンク調のロックを歌い出す。こういうシーンが普通に違和感なく馴染んでしまう街です。そして、最終的にはロンドンという街が若者達の中には大きく存在してるんだなぁという印象も受けました。
また共演のお父さん役の方、お母さん役の方、路上でスカウトするバンドのメンバー、最初にでてくるチンピラっぽい奴などなど、皆が良い味を出してくれてました。名前すら分かりませんけど。
こんな素敵な物語が、ある日、どこかの街角では繰り広げられてるのかも…。
もちろんあなたも巡り会うかも。
そんな素敵な映画でした。
November 07, 2007
クワイエットルームにようこそ
ネットで調べ物をしようとすると、
表示できなかったり、思いきりレイアウトが崩れてしまうサイトが
目に見えて増えて来ました。
そろそろ本気で対策を考えないと、仕事にも影響でるかも…。
いや、もう出てるのか!?
この映画の公式サイトはMACのOS9じゃ全然見れませーん!
クワイエットルームにようこそ
2007年日本
監督・脚本・原作 松尾スズキ
出演 内田有紀、宮藤官九郎、蒼井優、りょう、妻夫木聡、大竹しのぶ、他
http://www.quietroom-movie.com/
僕は笑った。出だしの意味不明なコメディアンや庵野監督のギコチナイ演技にもツボに入る箇所があって可笑しかった…。そして、出演者はいずれも快演してたと言っていいと思う。
精神病院の閉鎖病棟のさらに隔離された一室。それが「クワイエットルーム」と呼ばれる部屋。内田友紀演じる明日香は、そこで5点拘束されて目が覚める。自覚症状はないが、睡眠薬の過剰摂取(オーバードーズ)が原因だ。
これは自分と向き合い前に進むための、自分探しのムービー…。恋人、患者、看護婦、設定が設定なだけにいずれも強烈な個性を発揮する。それを監督特有のシュールなユーモアを満載して見せていく。最初は、自分はこんな場所にいるべき人間じゃないと抵抗しながらも徐々に記憶が蘇り…、というストーリー。宮藤官九郎や大竹しのぶはもとよりですが、僕は内田有紀には感心した。りょうはあれは"素"だなきっと。
拒食症、摂食障害、リスカ、などなど。扱ってるテーマは非常に重い。もちろんあんなに明るくポップな病院もないだろう…。実際、監督の演出は際どくもあり、ただただ笑いを提供してるのではない。「○○でうがい」とか「コップをくわえる」とか観るに見れない痛いシーンも多くあった。そのあたりのバランスは人によって受け取り方は異なるのでしょうけれど、僕は絶妙だったと思います。
原作は読んでいませんが、原作と監督が同じということもこの作品が成功してる理由かなと。
「わたしは神様に居場所を選んでもらうため薬を飲んだ。」
あ、あとマニアな出演者探しも楽しみのひとつです!
大人計画バンザイ!
+ + +
民主党の小沢代表はやっぱり辞任しないそう…。
アフガンでは100名を越す自爆テロが起こったそう…。
日本でももっと大きな報道があってもいいはずだ!
ジャーナリズムという視点から
報道することと報道すべきことは異なると思うんだー。
表示できなかったり、思いきりレイアウトが崩れてしまうサイトが
目に見えて増えて来ました。
そろそろ本気で対策を考えないと、仕事にも影響でるかも…。
いや、もう出てるのか!?
この映画の公式サイトはMACのOS9じゃ全然見れませーん!
クワイエットルームにようこそ
2007年日本
監督・脚本・原作 松尾スズキ
出演 内田有紀、宮藤官九郎、蒼井優、りょう、妻夫木聡、大竹しのぶ、他
http://www.quietroom-movie.com/
僕は笑った。出だしの意味不明なコメディアンや庵野監督のギコチナイ演技にもツボに入る箇所があって可笑しかった…。そして、出演者はいずれも快演してたと言っていいと思う。
精神病院の閉鎖病棟のさらに隔離された一室。それが「クワイエットルーム」と呼ばれる部屋。内田友紀演じる明日香は、そこで5点拘束されて目が覚める。自覚症状はないが、睡眠薬の過剰摂取(オーバードーズ)が原因だ。
これは自分と向き合い前に進むための、自分探しのムービー…。恋人、患者、看護婦、設定が設定なだけにいずれも強烈な個性を発揮する。それを監督特有のシュールなユーモアを満載して見せていく。最初は、自分はこんな場所にいるべき人間じゃないと抵抗しながらも徐々に記憶が蘇り…、というストーリー。宮藤官九郎や大竹しのぶはもとよりですが、僕は内田有紀には感心した。りょうはあれは"素"だなきっと。
拒食症、摂食障害、リスカ、などなど。扱ってるテーマは非常に重い。もちろんあんなに明るくポップな病院もないだろう…。実際、監督の演出は際どくもあり、ただただ笑いを提供してるのではない。「○○でうがい」とか「コップをくわえる」とか観るに見れない痛いシーンも多くあった。そのあたりのバランスは人によって受け取り方は異なるのでしょうけれど、僕は絶妙だったと思います。
原作は読んでいませんが、原作と監督が同じということもこの作品が成功してる理由かなと。
「わたしは神様に居場所を選んでもらうため薬を飲んだ。」
あ、あとマニアな出演者探しも楽しみのひとつです!
大人計画バンザイ!
+ + +
民主党の小沢代表はやっぱり辞任しないそう…。
アフガンでは100名を越す自爆テロが起こったそう…。
日本でももっと大きな報道があってもいいはずだ!
ジャーナリズムという視点から
報道することと報道すべきことは異なると思うんだー。



