December 28, 2008
青い鳥
例年よりも少し早く年末休暇に入ってる方も多いと思います。
また、ようやく冬らしくなってきたので、
寒いんですけど少しホッとしてもいます。
大晦日には、一応今年観た映画のオススメ10本を紹介するつもりなんですが、
必ず上位に選ぶであろう作品を紹介します。
間に合えば2、3本を…、いや、無理ですね。
阿部寛主演の「青い鳥」という学校ものです。


青い鳥
2008年 日本
監督 中西健二
原作 重松清
脚本 飯田健三郎、長谷川康夫
出演 阿部寛、本郷奏多、伊藤歩、重松収、井上馨、他
http://www.aoitori-movie.com/
静かな立ち上がりです。
とても和やかで生活しやすそうな街。
どこにでもある普通の学校と生徒達、教師…、その日常風景。
そして、どんな学校にでも起こり得そうな問題。
しかしながら、それはとても繊細で根深いものです。
(まぁ、その問題とはご多分に漏れず"いじめ"が絡んでいるのですけど)
阿部寛演じる、村内は"ある問題"があった2年1組に臨時講師としてやってきます。
そして、静かに生徒達に語り出します。
派手な演技がなかった阿部ちゃんですが、ハマり役だったように思います。
photo:MovieWalkerサイトより
反省文。
この中学校の問題解決策のとして、"反省文を書かせる"という行為が出て来ます。
教師が添削して書き直させる反省文。
本当に意味が無い…。でも、実際にそのような一例も存在するのだとしたならば、
その学校や先生方は、一体どこを向いて授業をしているのでしょうか。
確信にせまる言葉が幾つかあります。
それは、「いじめ」という行為の捉え方が限りなくリアルに捉えられていたからこそ、
意味を持って伝わって来たように思います。
それと、この作品の特徴としては"問題"が起きた後の学校をテーマにしてる点です。
起こってしまった事に対してどう向き合うべきか。もちろんそこに正解は見いだせない。
でもきっと、学校として、教師として、生徒として、そして親として、
逃げちゃ行けない。隠しちゃいけないんですよね。
いじめられた側はもう逃げられないんですから。そして、おそらく一生忘れられるものでもない。
この作品は、一方的な教育論はいっさいありません。常に受け身。見守るだけ。
そんな中、一度だけ、劇中ではたったの一度だけ村内は、
一人の男子生徒に正面から向き合うことになります。
そして、生徒の問いにこう応えます。
「強くなんかならなくて良いんだ。
人間は、みんな弱いものだ。だから、本気で頑張るんだ。」
彼は、一生懸命に語ります。
原作も概要も知らない方もいると思いますので、
ここでは村内がどういう特徴を持った教師かということは伏せますが、
明らかにならない辛い過去も抱えているようです。
(原作では、その辺りは語られているのでしょうか?)
教師の教え方、容姿、性格とか、生徒の成績や素行とか、
教師も生徒もますます多様化して、"良い先生"の基準も難しいと思いますが、
まずは先生に本気で向き合ってもらえれば、どんなに彼らは幸せでしょうか。
教育というものは、そこから始まるような気がしました。
ラストでは、村内は突然学校を去ることになります。それこそ「青い鳥」のように。
そこにはTVドラマにありがちな、クラスの生徒達との涙の大円団なんてありません。
でも、染みるんです。村内の一礼が。
「まきちゃんぐ」さんの曲もイイ。
さいごに、
あの「青い鳥BOX」、ほんとうに浮いた存在でした…。
お正月でもまだ上映してるみたいです。
静かに感動を味わいたい方は是非劇場で。
また、ようやく冬らしくなってきたので、
寒いんですけど少しホッとしてもいます。
大晦日には、一応今年観た映画のオススメ10本を紹介するつもりなんですが、
必ず上位に選ぶであろう作品を紹介します。
間に合えば2、3本を…、いや、無理ですね。
阿部寛主演の「青い鳥」という学校ものです。


青い鳥
2008年 日本
監督 中西健二
原作 重松清
脚本 飯田健三郎、長谷川康夫
出演 阿部寛、本郷奏多、伊藤歩、重松収、井上馨、他
http://www.aoitori-movie.com/
静かな立ち上がりです。
とても和やかで生活しやすそうな街。
どこにでもある普通の学校と生徒達、教師…、その日常風景。
そして、どんな学校にでも起こり得そうな問題。
しかしながら、それはとても繊細で根深いものです。
(まぁ、その問題とはご多分に漏れず"いじめ"が絡んでいるのですけど)
阿部寛演じる、村内は"ある問題"があった2年1組に臨時講師としてやってきます。
そして、静かに生徒達に語り出します。
派手な演技がなかった阿部ちゃんですが、ハマり役だったように思います。
photo:MovieWalkerサイトより反省文。
この中学校の問題解決策のとして、"反省文を書かせる"という行為が出て来ます。
教師が添削して書き直させる反省文。
本当に意味が無い…。でも、実際にそのような一例も存在するのだとしたならば、
その学校や先生方は、一体どこを向いて授業をしているのでしょうか。
確信にせまる言葉が幾つかあります。
それは、「いじめ」という行為の捉え方が限りなくリアルに捉えられていたからこそ、
意味を持って伝わって来たように思います。
それと、この作品の特徴としては"問題"が起きた後の学校をテーマにしてる点です。
起こってしまった事に対してどう向き合うべきか。もちろんそこに正解は見いだせない。
でもきっと、学校として、教師として、生徒として、そして親として、
逃げちゃ行けない。隠しちゃいけないんですよね。
いじめられた側はもう逃げられないんですから。そして、おそらく一生忘れられるものでもない。
この作品は、一方的な教育論はいっさいありません。常に受け身。見守るだけ。
そんな中、一度だけ、劇中ではたったの一度だけ村内は、
一人の男子生徒に正面から向き合うことになります。
そして、生徒の問いにこう応えます。
「強くなんかならなくて良いんだ。
人間は、みんな弱いものだ。だから、本気で頑張るんだ。」
彼は、一生懸命に語ります。
原作も概要も知らない方もいると思いますので、
ここでは村内がどういう特徴を持った教師かということは伏せますが、
明らかにならない辛い過去も抱えているようです。
(原作では、その辺りは語られているのでしょうか?)
教師の教え方、容姿、性格とか、生徒の成績や素行とか、
教師も生徒もますます多様化して、"良い先生"の基準も難しいと思いますが、
まずは先生に本気で向き合ってもらえれば、どんなに彼らは幸せでしょうか。
教育というものは、そこから始まるような気がしました。
ラストでは、村内は突然学校を去ることになります。それこそ「青い鳥」のように。
そこにはTVドラマにありがちな、クラスの生徒達との涙の大円団なんてありません。
でも、染みるんです。村内の一礼が。
「まきちゃんぐ」さんの曲もイイ。
さいごに、
あの「青い鳥BOX」、ほんとうに浮いた存在でした…。
お正月でもまだ上映してるみたいです。
静かに感動を味わいたい方は是非劇場で。



